犬の口臭対策・オーラルケア

『健康ナガイキ』を実装されている獣医さんに聞く!

愛犬コンシェルジュ 動物病院は「内科」「外科」「歯科」「皮膚科」…ではなく、一人の先生が担っています。
動物医療もめまぐるしい進化を遂げている昨今では、白内障に詳しい目のスペシャリスト、心臓に詳しい循環器のスペシャリスト、などを掲げている先生も増えてきました。
今回は無麻酔で歯石除去を行う歯のスペシャリストであるCafelierの小林先生にお話を伺いしました。

最近の飼い主様のオーラルケアへの意識は?
かなり高まっています!
特に小型犬の飼い主様は顕著ですね。愛犬の口内をよく見るようになったからでしょうか、
歯を診て欲しいと来院される飼い主さんが増えました。
飼い主様の知識はどうでしょうか?
来院される飼い主様は増えたのですが、飼い主さまが認識していらっしゃる
症状の判断が間違っているケース
がとても多いです(^^ゞ
来院されるころにはかなり歯肉炎などが進行してしまっています。
正確な知識で持った上でケアしている訳ではない場合が多いので、
飼い主様の見方と実際の症状のギャップができてしまっているのでしょう。
歯並びや歯の数についても、もっと見て欲しいですね。生え方が悪いと歯肉を傷つける原因にもなりますので、 本当は飼う前に歯並びをチェックしてからお家に向い入れることが理想ですね。
特にチワワやトイプードルなど小顔の犬種は顕著ですので注意してみてください。

ワンポイント知識

犬の口臭の原因は、「生理的原因」と「病的原因」があります。

生理的な口臭の原因は、もともとの自然な口の臭いと、食べ物など口にしたものが発する臭いです。 一方、病的な原因では、口の病気である虫歯、歯石がたまって起きやすい歯肉炎などが多く、他に慢性的な胃腸炎などの胃腸系の病気などでも口臭の原因になります。 これらの中でも一番多い口臭の原因は口の病気である歯肉炎と、その原因となる歯石がたまっている状態だそうです。


日々のケアが負担にならない方法を一緒に探したい!
歯磨き=歯ブラシという意識をかなり強く思っていらっしゃる方が多く、
いきなりブラッシングをして失敗
その後犬ちゃんが口を触らせてくれなくなったため、ケアそのものを挫折してしまい、
何もできなくなってしまう傾向が強いです。
1回こじれた愛犬との関係性の修復は結構大変ですよね。
ですので、当院では飼い主さんのライフスタイルや、その子の性格などカウンセリングさせて頂き、
飼い主さまとその子にあった歯磨きの方法をご提案しています。
ブラッシングでなくても効果はある?
はい、デンタルガムでも使い方によっては、十分効果はあります。
「おやつ」代わりに、パッと手放してしまわずに 飼い主さんがデンタルガムの端を持って
奥歯から前歯、反対側の奥歯まで誘導して、歯全体でかませるようにします。 
特に歯石のつきやすい奥歯に誘導してあげることが大事です。
10分位かけて噛ませることで、ガム自体が歯に付いた歯垢を取り除き、また唾液が十分に分泌することで歯石が付きにくくなるのです。
さらに、口の周りに手がいくことに抵抗が少なくなってくるというメリットも!
噛ませている間に他の歯をガーゼなどで磨いてしまうという方法もありますね。
またフードによっては(柔らかいウェットフードなど)歯石になりやすいものもありますので、
よく見極めて与えることは大事ですね。
飼い主は何を注意すれば?
一つは人間の歯磨きの感覚をそのまま犬ちゃんに向けることで、必要以上に神経質にならないことです。 朝、夕ご飯の後は必ず歯磨き、ゴシゴシ磨いてしまう!これは間違いです。
歯磨きは一日一回で大丈夫!!!!
犬の歯や歯肉は人間より弱いので、やさしく磨いてあげましょう。
犬がムシ歯になることは滅多にありません。
犬の口の中はアルカリ性(人間は酸性)なので虫歯菌は非常に繁殖しにくい環境にあるといえます。
ですので、犬のオーラルケアは「歯石がつかないようにする」ことが一番の目的なのです。
無麻酔の歯石除去?
使う器具は麻酔をして歯石除去する場合と同じものを使います。
ベテランの看護士とご褒美などを使って楽しませながらやっています。
それでも犬ちゃんへの負担はありますし、我慢の限度は20分と言われていますので、
こちらでは、1回あたり20分までとしています。

よく歯石除去がトラウマになって自宅で歯を触らせなくなるのでは?
と聞かれますが、歯石を取った当日は触らせてくれなくても、自宅に戻って1週間程度で落ち着くワンちゃんがほとんどですね。
病院での処置は嫌でも、ご自宅でのケアにはさほど影響無いみたいです(笑)

ワンポイント知識

オーラルケアで犬の口臭が治らない時は

デンタルガムなど、犬ちゃんのオーラルケアをしているのに、やっぱり臭う。そんな場合は、犬ちゃんの体の中に原因があると考えられます。 犬の口臭原因として、歯肉炎などの口内環境による原因以外には、ストレスなどから来る、慢性的な胃腸炎、ドライフード中心の食事による腸内環境の悪化が原因の場合があります。 そんな時は、やはり「スパイラルエンザイム生酵素」と豊富な食物繊維が含まれていながらバツグンの消化吸収「ミクロビごはん」。 どちらも「生きている酵素」を摂取出来る食品です。 少量ずつでも毎日続けて、腸内環境を整え、口臭対策にお役立てください!


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